■日本が、世界の中で勢いを失って久しい。最近、失われた20年は、この先
も続くのではないかという記事を見かける。今年、成人を迎えた人は、生まれて
この方、失われた時代と共に生きてきたのだから、大人から「ジャパン アズ
ナンバーワン」の話を聞かされても、団塊の世代が帝国連合艦隊のことを聞く
ようなものであろう。誰も、これからの日本が良くなる望みがなければ、勢いが
出るはずもない。
■日本を良くするためには、「日本の強みを生かして」ということが言われる。
「日本の強み」について、私が思いつくままに挙げると、勤勉、親切、忍耐力、
正直、思いやり、つつしみ深さ、緻密さ、協調性、教育水準や技術力の高さ
がある。一方、弱みについて列挙すると、国際(感覚)性の欠如、議論べた、
横並び意識、独創性の不足などがある。
■今の日本の難局を乗り超えるためには、「強み」とか「長所」を生かすべきだ。
バブルまでの日本は、この強みが生きていた。かつて、アメリカがマスキー法
で自動車の排ガス規制を強化したとき、本田はCVCCエンジンを開発し、
1985年のプラザ合意による急激な円高は経営改革で乗り越えた。バブルの
時期までの日本人は、日本のビジネスモデルが世界一で、「世界から学ぶ
ことはない」というほど、謙虚さは欠けていたが自信に満ちていた。
ロサンゼルスには、多くの日本企業が進出し、留学生も沢山いた。
■バブルが終わった頃から、アメリカから日本企業の存在感は急激に薄まり
内向き志向になってきた。しかし、考えてみると、バブルの頃も内向き志向
だったように思う。当時、日本はアメリカで日本のやり方を実践しただけで、
アメリカの良いところを学ぼうとする意識は少なかった。だからアメリカから
日本の本社に意見を言う駐在員は、「現地化」というレッテルを貼られていた。
■当時、アメリカはリセッションで、アメリカの製品は確かにお粗末なものも
多かったし、湾岸戦争の頃だから、日本から見ると経済的にも政治的にも
感覚的には相容れないものはあった。しかし、アメリカには日本にない良さも
当然ある。ハードな製品は粗雑だが、それを使いこなすソフトの技術や研究
開発力は、当時でも、日本を凌駕していた。
■日本がこれから目指すのは、アメリカの方向ではないだろうか。これと日本
の優れたハードを作る技術が加われば、日本の未来は明るい。しかし、これを
実現するとなると、日本の弱みを全て克服する必要はないが、せめて世界の
現実を直視できる広い視野は持つ必要がある。
■そのためには、若いうちから海外での生活体験をすることが一番である。
しかし、最近、日本から海外に留学する若者が激減しているのは困ったもの
である。アメリカンドリーム社は、近く、来年の留学生を対象にした奨学金
説明会を予定している。留学に関心のある人は、このホームページから、
同社へご一報を!
アメリカンドリームHP:http://www.americandream.co.jp/ |